個人の印象
発達障害は障害未満の障害だと思う。
たとえば「オッチョコチョイ」なんて言葉で表現される人は
私は医師じゃないので、絶対「ある」とはいえないけれど
男女・年齢問わずぼんやりとした共通点を感じる。
問題はそれが生活をするのに支障をきたすレベルなのか、である。
周りの援助なりがあれば障害と思わずに生きていくことだってできる。
私自身、結構な年齢になるまで手帳も診断もうけなかった。
ただ、そこはかとなく「生きづらい」という気持ちだけが
長く続いていた。
障害者手帳をもらったからといって、診断をうけたからといって
生まれた時からの性質は変わらない。
しかし、早くに気づいていれば対応法を工夫することができたように思う。
個人で開発したぎこちない工夫ではなく、先人たちの英知を借り
少しでも早い対応をしていれば明るく生きていくことができたと思う。
この障害のいいところは生まれたときからなので
ある意味安定しているところである。
重度のオッチョコチョイが失敗を繰り返し、鬱になるのが一番危険である。
私は鬱になってからADHDが発覚したので這い上がるのがとても苦しい。
この苦しさはリアルに泥を飲んでいるようである。
そして、今日も泥を飲む。